昔、私の子供の頃は日焼け止めを塗っている子供はいませんでした。
大人は日焼けオイルを塗り、肌を焼いていたくらいでしたよね〜サンオイル?でしたっけ?
今では普通に日焼け止めを使用します。
本来の肌は角質層、皮膚膜によって守られていています。
角質層には紫外線を反射させて肌の内部に入り込ませない働きがあり、肌には紫外線作用と言える機
能が備わっています。
合成界面活性剤入りの洗剤、日焼け止めを繰り返し使用することにより肌のバリアゾーンが壊さ
れ、より外部からの刺激や日焼けのダメージを受けやすくなる。
落ちにくい日焼け止めほど効果はありますが、その日焼け止めをゴシゴシと界面活性剤入りのボディ
ソープで洗い、そして乾燥する。だからローションを塗る、、と、益々肌への負担も増えますよね。
本来、日に当たることは、私たちの自律神経のバランス、ホルモンバランス、免疫力、ビタミンDの
生成などに大変必要です。
一年半ほど前にサンフランシスコからサンディエゴに引っ越し、ここサウスカリフォルニアの強い日
差しの中、海やプール、長時間にハイキングに行く機会も断然に増え(サンフランシスコの夏でも海
水浴は寒くて出来ませんでした。。)
今まで使用しなかった日焼け止めを頻繁に使うようになり、去年は初めてのビタミンD不足になりま
した。
普段の生活の中、外を出歩く際は日焼け止めは使用していませんが、海やハイキング、行く場所
や気候でナチュラルな自作の日焼け止めや、植物オイルを使い分けています。
そして帽子やカーディガンなどの日よけ方法も組み合わせています。
肌の勉強で、肌は外からのケアが10%、内からが90%可能だと学びました。
外からいくらケアをしても、肌を作るのは内側からのもの。
肌を健康な状態にするのには、食べ物、汗を出す運動、洗いすぎない、甘やかさない
ことが大事だと私は思っています。
さて、皆さんは紫外線、UVAとUVBのことご存知ですか?
紫外線とは、波長が可視光線より短く、X線より長い電磁波のこと。
UVとは英語Ultravioletの紫外線を意味します。
紫外線にはUVA, UVB、UVCの3種類です。
UVCはオゾン層により大気を殆ど通過しないため人体影響のあるものはUVA,UVBと言われていま
す。
UVAはシワの原因にもなり、皮膚の加齢を加速させ、赤みを起こさず日焼けし、
UVBは多く浴びると炎症を起こし2~3日後に日焼けします。
そして、皮膚ガンの原因とも言われています。
更に日焼け止めに記載されているSPF, PAはご存知ですか?
SPFとは Sun Protection Facter 紫外線防御係数
PAとは Protaction Grade of UVA UVA波の防止効果数
SPFが肌の赤くなるのを防止する数値、PAは皮膚の黒くなるのを防ぐ数値。
この数値の測定方法として、被験者には決まった塗布面積に、量を隙間のないように、かなり分厚く
使用するのだそうです。
普段に私たちが使用する量よりもかなり多いこと、さらに被験者の紫外線の感受性も違
うことから、この数値もおよその目安だと言えそうです。
そして、日焼け止めを選ぶとき、SPFやPAの数値が高いものが良いと思い選びがちですが
SPF10~30では防御率は大きな違いはなく、
SPF20~30、PA++(UVA防御効果がかなりある)を使用されるのが良いと言われています。
私も使用しています、植物油も日焼け止めとして効果が期待出来ます。
エッセンスドットで使用している、ホホバオイルや、アルガンオイルなどの植物オイルにも抗
酸化物質の働きにより、紫外線防止効果を期待できるのです。
ただ、紫外線をカットする力が弱い、時間がたつと吸収されるのでマメに塗り直しが必要。
植物油が酸化すると使用が出来ない。と ここは自然の姿もありますが、
肌への負担もなく、洗い流す必要もなく、赤ちゃん子供にも安心し使用出来る。という大きなメリッ
トがあります。
そして、この植物油を日焼け止めの下地にすると肌への負担も軽くなります。
皆さんは、成分を見て選んでいますか?
私の場合、ノンケミカルで、界面活性剤を使用していない、ナノ化されていない材料の日焼け止めを
選びたい。
ご存知の方も多いかと思いますが、日焼け止めの化学成分が海のサンゴに大きなダメージを与え問題
になっています。
それらの化学成分の使用を廃止、サンゴ礁に対して有害な物質を含む日焼け止め製品の販売や
持ち込みを禁ずる条項を含む法律が成立し、国レベルで日焼け止め成分を規制したのがパラオが初め
て。それに続き、ハワイや他のエリアも増えています。
去年の夏はサンディエゴでも、ラホヤ、パシフィックビーチなどで現在持っている化学成分使用の日
焼け止めを持参すれば、ノンケミカルの日焼け止めとエクスチェンジするという、ノンケミカル日焼
け止めブランドの粋なイベントもありました。さすが!
太陽を浴びるシチュエーションによって日焼け止めも使い分ける。
肌のこと、環境のことも考えて、それらの成分もチェックしてから選ぶ。
これからの季節、肌への負担を軽く、太陽とも仲良く過ごしたいですね。
万が一、日をたくさん浴びた日焼け後はフローラルウォーター、ホホバオイルでメンテナンスをどう
ぞ。